とらパパ旅④ 田舎編
こんばんは、とらパパです。
今日は昨日よりも晴れてハウス内は一日中暑いままでした。普段なら昼食後はハウスに戻り、温度管理がてらハウス内でシエスタがあるのですが、暑すぎて休憩小屋に避難しました。
昨日から水遣りが始まり毎朝当日、翌日の天気を確認しながら、あげる水の量を調整することになります。ただ、一定のリズムで水を遣ることばかりに気を取られて量についてはあまり考える余裕がありませんでした。
今日は晴天、明日は曇りということで、結果的に今日は少し多めにして明日はあげない・・・というのが正解だったかもしれません。明日の水の量は明日の朝判断したいと思います。
さて、私の趣味である旅行についてまた少し書きたいと思います。
アグリツーリズム、グリーンツーリズム、エコツーリズムと聞いて、思い浮かべることは何でしょうか。個々の定義についてはよく分からないので割愛しますが、これらに共通するのは大都市ではない地方、田舎を巡る旅だと理解しています。
昔から言われていることですが、旅行には段階があり、まずは大都市から始まってそこで飽き足らない人たちが大都市以外を目指すようになります。第二段階で地方都市、第三段階で田舎に流れていく・・・という感じです。その後再び都会に戻るという流れもあるかもしれませんが。
日本を観光する外国人も東京、富士山、日光、京都、奈良などの超観光地から入って地方や田舎を目指していっています。私の外国人の友達も東京が最高だという人がまだまだ多いのですが、日本観光の初心者マークかなと思って聞いています。
私が日本国内を旅行する中でも外国人旅行者は確実に増えています。以前まで日本人しか泊まらなかった田舎の宿が今や8-9割が外国人になっていたり、コロナでこの流れは停滞しているとはいえ今後増々増えていくと思います。
外国人のマナーが時々問題になることがありますが、それは日本人が海外に行って現地の人に変に思われるのと同じこと。生きてきた文化的背景が違えば常識も違う訳で、受入側の理解力、包容力が求められるように思います。
そのような流れの中で北海道はレンタカーで自由度のある旅行ができる全国のどこよりも田舎巡りのポテンシャルがある場所です。
現実的な目線で見れば、この流れが止まらない地方の過疎化に貢献するとは思いませんし、正直なところ平取町がアグリツーリズムの中心地のような場所になることは難しいと思っていますが、富良野や美瑛、十勝地方に移動する際の受け皿になる可能性は十分にあると思います。
ですので、新しく家を建てるなら将来的に今でいうAIR B&Bなどの民泊用の部屋貸しができるようにしておくのも面白いかもしれません。
私も旅行するなら田舎は外せません。会社員時代は日頃の喧騒から逃れるため…と思っていましたが、振内に移住してもその傾向は変わらないので、もともと人が少ないところを旅するのが性に合っているようです。
とはいえ、お手本となるような情報がなければなかなかうまくいかないこともあるので、かつては北海道旅行なら「なまら蝦夷」、海外旅行なら「フィガロ・ボヤージュ」を参考にしたこともあります。フィガロ・ボヤージュの旅はおしゃれで良いですよね~。
地方や田舎巡りの旅に期待するのはおもてなしや充実のサービスではなく、いろいろと足りないくらいなのがちょうど良い気がします。予期せぬ出来事や出会いも旅行を面白くします。
私達が旅した田舎でアグリツーリズムに近い滞在ができたところをいくつかご紹介したいと思います。
1.アメリカ留学
以前書いた私の高校時代の話ですがあれはリアルなファームステイになりますね…。一応触れておきます。
2.北海道 美蔓亭、アニマの里
以前触れた帯広と網走の宿ですが、両方とも牧場があり素晴らしい環境です。
3.愛媛県 内子町
日本の田舎の原風景というような景色があり印象に残っています。ツリーハウスのような家にファームステイができて面白かったです。
4.イギリス コッツウォルズ
イギリス旅行のベタな観光地ではありますが、小さく魅力的な町が点在しています。
5.イギリス 中部 バース
イギリスといえばやはりB&Bの本場。地方で当たりの宿が探せると嬉しくなります。
以前泊まって良かったのは郊外でパブがやっているB&B。イギリスは食事がイマイチという話を聞きますが美味しいところは多いと思います。
地方に点在しているイングリッシュガーデン巡りも楽しみの一つです。
6.イギリス湖水地方
ピーターラビットのおはなしで有名ですが、湖水地方の見どころは分散されています。その中でも牧場が広がる小さな集落での滞在はすごく贅沢に感じました。
私が最初に参考にしたのは、小野まりさんの「図説 英国湖水地方---ナショナル・トラストの聖地を訪ねる」。湖水地方の回り方、過ごし方がとても参考になりました。
羊をどれだけ早く所定の場所にいれるか、人と犬との連携、羊の動きが面白いです
7.フランス サン・テミリオン郊外
ボルドーからそう遠くない世界遺産の町サン・テミリオン。この地方はやはりワインです。
グーグルマップも今ほど整っていない昔ですが、探すのが難しいぶどう畑の中にあるB&B は隠れ家的な感じで思い出に残っています。
8.イタリア トスカーナ地方
超有名観光地フィレンツェの周辺にはアグリツーリズモを楽しめる小さな町や広大な敷地を持つ宿がたくさんあります。
私達が泊まったのは世界遺産の町サン・ジミニャーノから車で10-15分ほどの宿。ここは母屋と宿泊する建物(離れ)が500m以上離れており、その間に牧場やトスカーナ地方の素晴らしい景色が臨めました。
最高の環境ですが、ここで食べたパスタが人生で1番まずかったのは今となっては良い思い出です。
9.イタリア 中部 スポレート、アッシジ
イタリアの中小都市はどこも魅力的ですが、それは教会を中心とした町作りが私達日本人には新鮮だからなのでしょうか。話は脱線しますが、同じ教会を中心とした街づくりでもイタリア、ドイツ、スペイン系(中米、南米含む)で雰囲気が異なるのも面白いところです。
イタリア中部の中でもスポレート、アッシジの町は印象に残っています。アッシジのアグリツーリズモの宿はシンプルですがちょっとオシャレ過ぎる感じがしました。
10.フランス モンサンミッシェル近く
モンサンミッシェルは世界的に有名ですが、かなりの田舎にあります。なので近くにファームステイ的な滞在ができる場所がいくつもあります。
こじんまりしたコテージで家庭料理を頂けて嬉しかった記憶があります。