一日の中に四季がある
こんばんは、とらパパです。
4月になりましたが、振内に来られた新しいご家族の新生活が軌道に乗るまでブログは継続させて頂こうと思います。
今年、新規就農を目指し平取町に来られた研修生はなんと6組(家族)だそうです。私が言うのもなんですが産地としてはとても有難いことです。
平取町のトマトもいつまでも安泰という訳ではなく常に新しい方を受入れ、新しい試みを産地をあげて行うことが大事だと思います。とある産地では地域内の成績ばかりに気を取られて有益な情報の共有ができず、外には厳しい競争が渦巻く環境があるのに産地としてどう生き残るかのビジョンが見えないとも聞きます。
そういう意味で平取町でも新しい方が早く地域になじんで共に産地を活性化させるために、様々な情報を共有できる体制作りができれば良いなと思います。私にそのような役割ができる訳ではありませんが。。
さて、今日は非常に不安定な天気でまさに「一日の中に四季がある」と言っても良いくらいでした。
朝、外気温は氷点下なのにハウス内では早くから30℃を超え、ハウスの中は常夏です。かと思ったら急に曇って雪が降って気温が急降下。その後、晴れたり雪が降ったりを何度も繰り返し、今シーズン始まって一番ハウスの開け閉めを行った気がします。
育苗中の苗はあげる水が少なすぎるのも多すぎるのもNGなので、毎日天気を見ながらちょうど良い量を考えながらあげています。それが正解だったかどうかは夕方の水の残り具合で分かるので、地味に答え合わせが楽しみです。
思った以上に晴れて気温が上がったりすると苗がこんな状態になってしまうこともあります。
これはあまり良い状態ではないのですが、午後のこの時間以降に水をあげると水が残りすぎて夜に徒長(とちょう)してしまう・・・ということもあるので我慢せざるを得ないことがあります。
この状態の苗でも朝には必ずシャキッとしているので、植物の強さを感じます。
苗の根の状態、張り方も重要なので下のような透明のポットも使って確認を行います。
先日気がついたのですが、根は水がある場所を目指して根を張るようで上の写真の左側に根を張っていて、水が届いていない右側にはありません。農家にとっては当たり前のことかと思うのですが、素人の私には面白いなと思いました。
ここのところ日中10℃を超えることが多く、ハウス周りの雪もすっかり溶けてきました。冬の間はいつになったら暖かくなるのかな・・・と思ったこともありましたが毎日少しずつ春に近づいていたようです。
ハウスの間にときどき巨大なウサギが現れます