1年間ありがとうございました
こんばんは、とらパパです。
先々週定植した苗ですが、日に日に大きくなっていて早さに驚いています。
芽かき、誘引など管理作業もスタートしました。先週、今週はややのんびりでしたが来週からは少しずつ忙しくなりそうです。
昨日は実践農場のビニールハウスのビニール架け替えでした。地元や新規就農した農家の先輩方が勢ぞろいして一気に完了しました。
普段なかなかお話できない方とも話せたり、皆さん忙しい中でもこういった機会があると結束が深まるので良いなと思いました。振内の魅力の一つだと思います。
さて、1年間続けたブログもそろそろ引き継ぎとなりました。ありがたいことに振内には今年も新しいご家族が来られています。素敵な5人家族です。
昨年、私達も右も左も分からないところからスタートして、困ったらとにかく人に頼りながら一歩ずつ進んできたのできっと大丈夫です。
今年も自分一人ではやったことのない作業ばかりで不安もありますが、周りの人に支えられながら一つずつこなしていくことで不安が減っていきます。
これは社会人になりたての時や子供が生まれた直後の心境に似ている気がしました。こうした気持ちを今でも味わえるのは本当に貴重なことです。
これからいつまでも新鮮な気持ちで…という訳にはいかないかもしれませんが、初心を大切に、謙虚に、新しい事・異なる事を偏見なく受け入れてみることを大事にしていきたいと思います。
今回最後のブログ更新として、いくつか書きたいと思います。
①なぜ振内を選んだのか
昨年、就農の経緯をブログで書いた際、なぜ振内を選んだのかについては触れていませんでした。
平取町では研修生申込みの際に本町方面か振内方面かの大きく2箇所どちらか希望を出します。
どちらでも良い、どちらかというとこっちが良い、希望は自由です。
私たちは振内のみで希望を出しました。もしそれ以外だったら研修生は諦めますとお伝えしました。
なぜそれほどかたくなだったのか…。結論から言うと昨年お世話になった親方であるWさんご夫妻とお話した時にここで研修、就農するのが間違いない…と直感的に思ったからです。
農業だけのことを考えるなら振内を選ぶことは簡単です。毎年絶え間なく研修生が入っており、皆さん就農してからも実績を残されています。自分も同じように努力すればやれるはずではないかとイメージができます。
また、都会に住む方が人が少ない田舎に移住したいというなら振内は魅力的です。本町地区よりもさらに田舎ですので…。
ただ、移住は仕事だけではなく生活面も考える必要があります。この点、振内は本町地区より不便です。大きなスーパー、病院はありませんし、何をしようにも遠い、選択肢が限られる…。良いのは自然環境…というと振内の方に怒られそうです。
仕事、生活の便利さ、自然環境、どれもがパーフェクトというのはなかなか難しいです。また、住んでみないと分からないというのが答えかもしれません。
それでも振内を選んだのは親方Wさんご夫妻のお人柄、ご経験に共感した部分が大きく、また、ご紹介頂いた地元農家の方の寛容さなど、振内の雰囲気と人が自分に合いそうだと思えたことでした。
振内に住んで1年になりますが、今のところ自分の決断は正しかったと心から思っています。
残念ながら新型コロナで様々なイベントが中止になっていますが、保育所やスポーツなどを通じて振内の方と交流を持て、どんどん居心地が良くなっています。
②旅行
私の趣味である旅行はまだまだしたいと思っています。国内でいうと道内はもちろん、大分・熊本・佐賀など九州、沖縄、社会人としてのスタートを切った広島、行ったことのないところにも。
海外なら私が高校生の時にいたアメリカ アイダホ州、大学時代を過ごし卒業以来訪れていないワシントンDC、何度行っても発見が多いヨーロッパ各国…。
いろいろありますが就農して落ち着いたら農閑期の11〜12月にハワイやオーストラリア、ニュージーランドで夏を楽しむ…というのを近い目標にしたいと思います。
③これから
私が好きなミスターチルドレンのAnyという曲の一節を。
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今 僕のいる場所が 探してたのと違っても 間違いじゃない
きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く
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少し解説が必要です…。
まず私は歌に自分を重ねたり、感情移入することは普段ありません。歌詞よりもメロディーの方に共感するので。
ミスターチルドレンに関しても15年前から曲がアップデートされていないのでファンとも言えないと思います…。
ただ、この曲が出た大学生だった当時(2002年)からこの歌詞の部分はいいなと思っていました。
もし私の心境を重ねるとすると…
ちょっと前には考えもしなかった農業への挑戦、北海道移住を実行しましたが、人生の選択肢は一つではないし、かといって正解かどうかは自分たち次第でいかようにも決められる…といったところでしょうか。
この歌詞は「こんな状況になってしまったけど、前を向くんだ」というマイナスからプラスへという雰囲気を感じるのですが、私が農業や移住を選んだのはマイナスな理由からではなく、むしろ前向きな理由でした。なので歌詞にある「汚れた自画像」という点は共感できないのですが…。
ともかく、未来は自分たち次第。頑張るのみです。
最後にこの場をお借りしまして、全ての方にお礼申し上げます。
親方Wさんご夫妻、地元農家・新規就農の先輩方、町役場、支援センター、農協、普及所、振内在住の方、お互いの先輩後輩・友人、親戚、両親・兄弟…
皆様の支援があって充実した1年を過ごすことができました。私たちは就農に向けてまだまだスタートを切ったばかりですので、これからも謙虚に一歩ずつ歩みたいと思います。
そして、新しいご家族にも引き続きみなさまの温かいご支援を宜しくお願い致します。
私のこれからの情報発信ですが、インスタグラムを予定しています。もし宜しければご登録をお願い致します。
ユーザーネーム: tigerpadre
名前: とらパパ
ありがとうございました。
とらパパ&とらママ