温度管理など
こんばんは、とらパパです。
今日は今シーズン最後?と思われる10cmほどの雪が降りました。最近は降っても数日で溶けてしまうので雪かきもほとんどしなくなりました。春は近いと思いますが、まだまだ寒い日は続きます。
先週末に苗を受け取ってから1週間経ちました。その間、一切水はあげないのですがポット内の土に含まれた水で苗は順調に大きくなっています。
毎日成長が感じられるくらいなので植物ってすごいと改めて感じます。
ここ最近どのような感じかというと…
朝食前にハウスに行って苗の状況をざっとチェックし、夜温(地温)がどれくらい下がっていたか確認。あとは天気を見てハウスをどの程度あけるかどうか判断します。
朝食や息子を保育所に送っている間にもカンカンに晴れてハウス温度が急上昇ということもありますのでちょっと考えます。朝食を摂り、息子を保育所に送ったらハウスに戻りますが、その後は結構のんびりと過ごします。
今週始めは鉢上げ後のいくつかの苗の植え替えを行いました。
本来は鉢上げの際にはじいた方が良いものがあったのですが、スルーしてしまうことがあります。できる限り気付けるようにしたいと思います。参考まで鉢上げの際には以下のようなことをチェックします。
見逃したとしても今後毎日の水遣りや定植時などチェックポイントはいくつもあります。
鉢上げ後の仕事はほぼ温度管理のみです。温度管理には一応マニュアルがあるのですが、各農家で設備、考え方、やり方が面白いほど違います。
いろいろな人の意見を聞いて迷ってしまいそうですが、そうなるとやはり親方に頼ります。親方いわくシンプルにやるのが一番ということです。
今週は割と曇りが多く、苗が徒長(背が高く伸びてしまう)しやすい環境で私達の苗もやや徒長気味です。日中はできるだけ光を採り入れながら、しかし光を採り入れるためにハウスを開けると寒くなって暖房が入る…という難しい状況です。
この時期暖房フル稼働ですので、毎日すごい量の灯油が減っていきます。家の灯油タンクもハウスと同じサイズなのですが、家だと2ヶ月持つのがハウスだと5-7日でなくなる感じです。振内は他の平取町の地域と比べても寒いことも影響しているかもしれません。
他の先輩に話を聞くと暖房費節約のためのアイディアがあったりするので、今後経験を積んでいっても情報収集は大事だと思いました。
先日ブログで触れたスイッチボットの温度計ですが、複数の農家を見学したところ若手を中心に広まっているようです。以前までハウスの温度管理といえば「おんどとり」という機器が主流だったそうですが、同機能で値段が格段に安くて利便性が高いというのは有難いです。
ただ、収量の多い農家さんでも温度をそれほど気にしていないという方もいらっしゃいます。温度管理は完璧な管理が必要なわけではなく、トマトに深刻なダメージを与える低温・高温のレベルを超えないように管理できればと考えると少し楽になる気がします。その調整のために時に急な開け閉めの対応をすることにはなるのですが・・・。
鉢上げ後しばらくすると、苗の葉っぱが隣前後と重なってくるので、鉢広げ(鉢ずらし)が必要になってきます。
鉢広げは密集していたポットをただ広げれば良い・・・という訳ではありません。全部で4回行う定植すべてのスケジュール(ポットの土詰め、鉢上げ、鉢広げ、定植、暖房の最適化など)をシミュレーションして、ハウスの中で苗をどうローテーションしていくかを良く考える必要があります。
偉そうに言っていますが、私たちは特に何も考えずスタートして昨日親方Wさんから指摘され、夜にとらママと相談して方針を決めました。これはこれでパズルゲームのようで面白いです。
今週私たちの実践農場のある地域の農家で今年の豊穣を願うお参りがありました。同じ新規就農、地元農家の方とお話できて有意義な時間でした。
ちょっと前になりますが、鉢上げ直前の先週の始めに小旅行で富良野に行ってきました。泊まったのは私がこの冬1人で3回ほど泊まった「いつか富良野へ」で、今回はとらママと息子とでした。
シーズンが始まってしまうと泊まりでどこかに行くことは難しいので、それまでは時間を有効に使いたいと改めて思いました。