とらパパ旅② 北海道 道東編
こんばんは、とらパパです。
振内町では昨晩少しだけ雪が降ったようですが日中は降りませんでした。予報もころころ変わるのでなかなか信用できません。
都市部で生活しているときは、ヤフー天気などで天気が外れることはあまりなかったと思いますが、こちらでは外れることはかなり多い印象です。
理由はおそらく北海道が広すぎるから・・・だと私は思っています。また、アプリやテレビで確認できる天気予報に「平取町」はあっても「振内町」はありません。正確にはあるのですが、振内も平取の中心地と同じ天気予報が出てきます。
同じ平取町であっても北にある振内町の天気は違うので、それをどう読むかはトマト栽培においても大事で皆さん苦労しているようです。
例えば、北に40分ほど行った占冠(しむかっぷ)町は近い方ではあるのですが、寒さ全国一位を記録したことがあるくらい冬は寒い場所で、参考にするのも簡単ではないのです・・・。
今日は暇だったのでトラクターでの除雪練習を兼ねて実践農場に行ってきました。雪が降るとハウスの間にたまってきます。これを除く作業が大事になってきます。
現時点では溜まっていないので除雪の必要はないのですが、いざ降った時にスムーズにできるようにトラクターで走っておいてタイヤ痕をつけるのが良いと聞いています。
先週1回入って今回2回目だったのですが、チェーンを付けていても滑ること・・・。明渠にタイヤが引きずり込まれて、トラクターが傾くのが怖かったです。除雪本番が少し不安になりました。
こんな感じでハウスとハウスの間に入ります。真ん中に明渠があるので、これを跨ぐように走行するのですが、時々明渠に落ちることがあります
今日の実践農場の周り。最近毎日天気が良く幌尻岳方面の山々が綺麗に見えます
さて、今回は「道東編」を書こうと思います。
道東(十勝よりも東側)の魅力は、やはり自然かなと思います。それ以外では食。釧路の和商市場などの海産物、中標津や別海を中心とした酪農製品、厚岸のカキなどが思い浮かびます。
私たちは釧路以外、人が少ないのでゆったりと旅行ができるのと、バードウォッチングに適した場所が多いので北海道で特に気に入っているエリアの一つです。
①釧路
道東の中心都市といえば釧路かと思います。ここを拠点として他の場所に行くのがおすすめで利用価値は高いです。
a)観光
・和商市場
ベタな観光地になりますが、自分で具を選んで食べる海鮮丼はやっぱり美味しいです。
・釧路湿原
観光シーズンは釧路駅から列車が出ています。もちろん自家用車でも。どのスポットが良いのかはよく分かりません。。
b)宿泊
釧路駅周辺のビジネスホテルは充実しており、利用価値が高いです。温泉付きのビジネスホテルも多く、温泉好きには有難いです。
・釧路ロイヤルイン
数ある駅前のビジネスホテルの中でも朝食のレベルが一段上です。残念ながら温泉はありませんが、朝食重視であれば間違いなくこちらがおすすめです。
②阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖
道東が誇る素晴らしい湖はどこもお勧めです。
a)観光
・阿寒湖
いつも湖面が穏やかで景色が素晴らしいです。マリモが有名ですが、私たちは観光船に乗っていないのでマリモの養殖場は見たことがありません。
阿寒湖アイヌコタンでは、おみやげ、民族舞踊などを見ることができます。キーホルダーに名前を彫ってもらったりもできます
・オンネトー
阿寒湖の南西にあります。天気が良いと景色が素晴らしいです。
・摩周湖
湖の色が他と違い、素晴らしいコバルトブルー?です。この色は摩周湖の地形によるものらしいです。南側からの第一展望台の他、北側に裏摩周展望台もありおすすめです。霧が有名でその日の天気により湖が見れないこともあるようです。
・屈斜路湖
美幌峠展望台からの景色がとても良いです。同じく藻琴山展望駐車場からの景色も素晴らしいと聞いていますが、私たちは行ったことがありません。
・辻谷商店、つじや食堂
弟子屈町にある「道の駅 摩周温泉」のすぐそばにある雑貨屋とカレー屋です。海外の古着も扱っており、お店の雰囲気が「あれ、ここ下北沢だったっけ?」と思わせるようなおしゃれな異空間です。
b)宿泊
阿寒湖温泉周辺には、北海道では有名な鶴雅グループの宿があります。高級なので泊まったことはありませんが特別な時間を過ごすには最適かと思います。
・ますや
私たちが印象に残ったのは、弟子屈町にある「ますや」という宿です。こちらは小さなペンション?にあたると思うのですが、自然観察のプロの方がオーナーをされています。北海道の動物、鳥に関して詳しく、ツアーも開催しています。
③鶴居村
その名の通り鶴がいる村です。といっても鶴(丹頂鶴)が集まってくるのは、給餌をする冬の時期(主に12-2月)だけです。
a)観光
鶴を見るのにおすすめの場所は以下です。
・音羽(おとわ)橋
ここは丹頂鶴のねぐらになっています。橋の奥の川で立ったまま眠っています。朝日が昇る前に行くと朝日とともに飛び立つ鶴が見れます。
鶴は結構奥の方にいるのでその姿を見るなら双眼鏡は必須ですが、飛び立つ鶴は橋の方に向かってくるのでその時は肉眼でもしっかり見れます。
・鶴見台
分かりやすい名称です。全国に「鶴見」の名前が付いた場所は沢山あると思いますが、ここほど相応しい場所はないのではと思います。夕方になり鶴が続々と寝床に帰っていく姿も貴重です。
・鶴居 伊藤タンチョウ サンクチュアリ
絶滅に近づく丹頂鶴を何とか食い止めようとした伊藤さんという方の名前が付いた場所です。鶴を間近に見れる一番良い場所です。遠くから飛来して着地する鶴もしっかり見ることができます。ここに隣接する日本野鳥の会の観察小屋では鳥に関する説明を受けることができるので、大変おすすめです。
・阿寒国際ツルセンター
鶴居村の中心からは離れていますが、鶴居村の鶴観察に関する歴史、資料などが充実しています。もちろん鶴もしっかり見れます。
・つるぼーの家
鶴居村の中心にあるカフェ・お土産屋さんです。小さいですがきれいで充実した品ぞろえです。
・道の駅 阿寒丹頂の里
阿寒国際鶴センターの近くで、数年前に新しくできたようで綺麗で売っているものもなかなかセンスが良いです。
b)宿泊
・ホテルTAITO
小さなホテルですがとにかく温泉が良いです。本格的な「つるつるすべすべ」の泉質で冬で外から帰ってきて体を温めると幸せです。「お湯で選んだ日本の温泉」で全国2位に選ばれたこともあるそうです。順位付けの条件はよくわかりませんが、素人でも良いと思える温泉だと思います。
④根室
実はこの根室を中心とした道東エリアが北海道のバードウォッチング最大の楽園と呼ばれているそうです。普通の観光なら一回来れば良いと思うのですが、バードウォッチャーとしては何度でも来たい場所です。
a)観光
・納沙布(のさっぷ)岬
日本で最初に朝日が昇る場所と呼ばれています(確か)。私たちも初日の出を見に行ったことがありますが、とにかく寒かったです。。話題性のためかテレビカメラも毎年来ているようです。
昼間に行くと運が良ければ自然に住むアザラシを見ることもできます。
・さんま祭り
9月末に行われます。残念ながらここ数年は全国的に続く不漁の影響から小規模での開催になったり、コロナで中止になっているようです。私たちが行った5-6年前は盛況な時でした。
網で焼くさんまが100円で食べ放題です(そんなに食べれませんが。。)
生サンマを買うこともできます
・風連湖
冬に根室に行くことがあれば風連湖の鷲の餌付けは必見です。オオワシ、オジロワシ、キツネ、カラス、いろいろ集まってきます。動物は自然に生きるのだから餌をあげるのはどうかな?という意見もありますが、冬のこの時期は動物たちも食べ物を探すのが大変厳しいようです。この時期だけであれば良いのではないかと個人的には思います。
・春国岱(しゅんくにたい)
バードウォッチャーは必ず行く自然公園です。砂でできた島で鳥だけでなく様々な植物が手つかずの状態で生い茂っており、「奇跡の島」とも呼ばれているそうです。併設するネイチャーセンターで情報を集めたり、ネイチャーセンターから始まる散策路もお勧めです。
・タイエー
焼き鳥が有名なコンビニです。セイコーマートの系列で中で焼き鳥を焼いています。函館の方ではハセガワストアとしても有名なようです。
ここの焼き鳥弁当を買ってよく鳥を見に行っていました。焼き鳥を食べて、鳥を見る・・・これってどうなのかな?と最初思っていました。
ただ、北海道の焼き鳥は鶏ではない・・・というのはご存じでしょうか。道民の常識なのかもしれませんが、いわゆる焼き鳥は北海道では豚肉なのだそうです。。なので、私たちが食べていたのは焼きトンなので誤解のないようお願いします…。
ちなみに私たちがよく行った店舗は何年か前、NHKの「ドキュメント72時間」という番組でも放送された店のようでした。
b)宿泊
根室に高級ホテルというのはないようで、ビジネスホテルを始め駅近くに集まっています。
・ホテルねむろ海陽亭
2年連続年越しをしたこともありました。程よい大きさのホテルでおもてなしがとても良かったです。
・レイクサンセット
風連湖に接するコテージ型のホテルです。冬は鳥が間近に見れます。ここのオーナーが鷲の餌付けをします。
泊まった時は夕方、コテージの目の前に丹頂鶴が来ていました
⑤標津、野付半島
a)観光
・野付半島
何があるわけではないので鳥や植物、半島ができあがった歴史などに興味がないとがっかりする可能性はありますが、地形的には珍しいところで珍しい鳥がいたりします。
b)宿泊
・マルエー温泉俵橋
中標津にあるホテル。温泉付きで夕食は食堂風ですが焼肉食べ放題。コスパが優れていて子供連れなら喜ぶと思います。