先週
こんばんは。とらパパです。
冬に入って毎日いろいろとすることが多く、完全に休むというのはない感じです。先週はこんな感じで過ごしました。
①人間ドック
この時期、農協に所属する農家は斡旋価格で札幌に半日ドックを受けることができるようです。しかし、私は今年と来年の研修中の2年間は農協に所属しませんので、町の検診を受けるか、それ以外の選択肢を探す必要があります。
今年、会社を辞めた際に会社の健康保険組合の「任意継続」を行いました。これによって退社とともに2年間の健康保険料を全額前払いするのですが、これをしておかないと即、国民健康保険に加入することになります。任意継続に比べて国保はかなり高額です。任意継続を選べる場合は必ず行った方が良いです。
自営業の道を目指す方は、会社員はこういったメリットがあることを知っておいた方が良いかもしれません。
ということで、今回は前職の健康保険組合の制度を使って、帯広の病院で人間ドックを受けに行ってきました。札幌でも良かったのですが、勝手知ったる帯広の方が楽なのでそうしました。
朝が早かったため帯広駅前のビジネスホテルに前泊したのですが、「どうみん割」で駐車代と入湯税を含めても3,850円。これに2,000円のお買い物クーポンが付くので実質1,850円です
妻からはせっかくだから美味しいものでも食べてきたらと言われていたのですが、一人でこじゃれたお店に行く気もなく、帯広のソウルフード「インデアン」でカレーでした。
昨年、今年と雪は少なめとのことです
人気店のようでいつも早めに売り切れるようです
翌日、人間ドックは予定通り終わり、いくつかお店に寄って早めに帰途につきました。
しかし・・・高速の十勝清水あたりから雲行きが怪しく、雪が激しくなり、そのうち前の車を追いかけるのがやっとという状況になってしまいました。
時々前の車が巻き上げる雪で視界が一瞬消え、これはやばいと思いましたが雪も収まって何とか占冠(しむかっぷ)で高速を降りるも、今度は高速の出口を出たところで大型トレーラーがスリップしたのか、あぜ道に激しく落ちており、消防、警察が出動していました。
一方、そこから30-40分の平取(振内)はほとんど雪がなく別世界という状況でした。
②インフルエンザ予防接種
平取町民向けに接種の案内連絡があるのですが、予約開始日に電話しないと最初の予約は取れないようで、1日出遅れた私たちは2回目の接種日程となりました。
③豆腐作り
先週水、木曜日は豆腐作りに行ってきました。
豆腐を手作りするという経験は今までありませんでしたが、先輩農家さんにお誘い頂き近所の加工場に見学(一部体験)に行きました。
自分の手でおいしいものが作れる(かもしれない)というのは素晴らしいですよね。
豆腐作りは長年地域で行われており、予約販売でたくさんの方に販売するため何度も同じ工程で作っていきます。豆腐に使われる大豆を始め、使用する素材は全て平取町産とのことでした。
写真にありませんが煮た後に濾して豆乳に、その後にがりを入れて少しずつ固めます。それを写真のように豆腐成形器に入れて、重しをおいてさらに水分を抜きます。
地元の方にとっては当たり前の光景かもしれませんが、外から来た私にとっては新鮮で貴重な体験です。ぜひたくさんの方に経験して頂きたいです。今年もう一回活動があるそうなので参加したいと思っています。
④実践農場での作業
上記のイベントをこなしつつ、時間をみて毎日農作業は行っていきます。
実践農場は先々週、先輩のIさんから引き継がれましたが、いくつかのことは引き続き必要に応じて引き継ぎを受けています。
先週は撒いた麦稈(ばっかん)の上に堆肥を置き、散らす作業です。これは結構な重労働で・・・。引き継ぎの一環として、先輩のIさんご夫婦と一緒に行ったのですがなかなか大変でした。
既に撒いてある麦稈の上にトラクターで堆肥を置きます。ちなみにこの置き方はあまり良くないそうです。
堆肥をスコップで広げるのですが、これがなかなか大変で・・・。
そのあとトラクターで鋤き込みます。先週の作業はここまでです
地元農家や規模を拡大した新規就農の方はこのようなやり方ではとても終わりません。ですので、マニアスプレッダーという車両をトラクターの後ろに付けて堆肥を撒きます。就農して間もない方はある程度資金に余裕が出ないと難しいかもしれません。
ちなみに私たちが来年営農する「実践農場」の規模は800坪(奥行約90mのハウスが4棟)、就農時には1.5倍の1,200坪。規模拡大すると1,500-1,650坪。夫婦2人で管理できるのはこれくらいが限界のようです。
それに対し地元農家は3,000-5,000坪ですので、スケールが全然違います。営農方法、設備、使用する農機具、お金のかけ方など当然異なってきますが、参考にできることもあるのでいろいろな方のやり方を見せてもらった方が良いかと思います。
⑤先輩農家との相談会
来年以降、どういったことで困ったり、何をどのタイミングで決める必要があるのか・・・といったことを相談させていただく会を開きました。実際にハウスや設備を見学する機会も頂き、今後検討すべき項目がいろいろと見えてきました。
先輩方は皆、右も左も分からない私たちに親身に教えてくださるので本当に有難く感じています。
⑥同期ランチ会
紫雲古津にいらっしゃる新規就農同期の方にランチ会を開いて頂きました。私たちは幸いにも3組同時の就農となるので、今年あった出来事や来年の営農に向けての相談などいろいろなことを話しているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。
これからも開催予定ですが、4月以降は忙しくてなかなかこうした時間も取れなくなると思うので、大事にしたいと思います。