農業大学校での研修②
こんばんは、とらパパです。
昨日は農業大学校での研修から帰ってきて、久しぶりの農作業でした。今週から寒さでトマトの赤くなるスピードがグッと落ちまして、収穫もペースが落ちています。
そのため収穫はとらママに任せて、私は親方のWさんと壊れてしまった倉庫の修復作業でした。ハウスの組み立ては業者が行うもの・・・と思っていましたが、自分達でできるものは行うのが農家とのことでした。
倉庫(ハウス)の組み立ては使用している部材や構造の勉強になり、面白いです。
さて、今回も先日の農大研修の続きです。後半では以下が興味深かったです。
①農業者のライフプラン
・ワークライフバランスを考える
農業、特に家族経営の農家は仕事と私生活の区別がつきにくい。バランスを取りながら能力を最大限に発揮できるようにする。
・お金の動きを考えたライプフラン
家族の人生プラン、営農面でのプランを年ごとの一覧表にする。これをもとに向こう10~20年でいつお金が必要になるのかを明確にする。
研修では専用のソフトがあり、受講者には配布されます。私は以前スルガ銀行の「ライフプランニングシミュレーション」という無料ツールで同様のことをやってみたことがあります。自分のめざす生活、仕事にはいつどのくらいのお金が必要なのかを客観視するのにとても良いと思いました。
②営農シミュレーション
「営農ナビ」というソフトを使って、農業経営のシミュレーションを行います。北海道であれば、各エリアの農業普及センターがその土地の基本データを持っています。
基本データとは、トマトの作型、品種、育苗時間、肥料の使用量、その他変動費、固定費の平均データなどです。
これらの基本データをソフトに入力することによって、自分がやろうとしている農業でどれだけの売上、利益、労働時間となるかを出すことができます。
私も以前、別の都道府県の営農計画書をダウンロードして入力してみましたが、平取町に合ったものではなく、あまり現実的なものが出来上がりませんでした。
今回は基本データがまだ不十分だったものの、約6か月の研修期間を経て理解できることが大分増えてきましたので、より現実味のあるシミュレーションができそうです。
研修中は項目の説明のみだったので、頂いたソフトを使って近日中にシミュレーションしてみようと思います。
③我が家の経営計画
研修に参加した全員が発表を行います。個性的な発表も多く面白かったです。内容は・・・来年参加される方はその時ぜひ見てみてください。。
この他にも就農された先輩の体験談をお聞きしたり、研修生同士の交流会で情報交換する時間も多くあり、充実した時を過ごすことができました。皆さん就農の経緯や研修もそれぞれですが、農家になる志は高く刺激になりました。
研修からの帰りは道の駅に寄ったり、鹿追や瓜幕あたりの十勝の雄大な畑作地で立ち止まって写真を撮ったりして結構時間がかかってしまいました。
研修の1年先輩のIさんからは、士幌や上士幌の道の駅が素晴らしいと聞いていたのですが、どちらもレベルが高かったです。上士幌の道の駅は全道?全国?一位になったことがあるそうで、道の駅では考えられないようなオシャレな空間でした。
農業大学校のある本別町では、山々の紅葉がだいぶ進んでいて綺麗でした。畑にはタンチョウも来ていました。
左にはタンチョウ、右には白鳥です。
良さそうな風景を見つけては感動して立ち止まり、脇道に入って写真を撮り続けていました。やっぱり北海道というと、このような畑作農業のイメージですよね。
空、山、土、緑のコントラストがきれいでした。
何を作っているのかは良く観察しませんでした。
研修中に畑作農家で研修中の先輩が来てお話を伺いましたが、相当な規模かつ初期投資、営農費用は恐ろしいくらい大きい印象です。トマト農家の借金など小さく見えるほどでしたが、投資の分、回収する金額も大きいのかと推測します。やはり風景の魅力はありますね。。