研修記録 ~収穫③~
こんばんは、とらパパです。
今日も暑い日でしたが、時々曇りで多少はマシでした。
ただ、収穫は3時までと今シーズン最長でした。2時前に研修先のWさんに昼食を用意して頂き、その後ラストスパートでした。こういう時のご飯や飲み物はいつも以上においしかったです。
ハウス全棟で採れていることもありますが、簡単には採れなくなってきているハウスもあるので、管理作業が重要になってきます。
記録するまでのことではないのですが、収穫に関しての簡単なメモです。
①畑(ハウス)には銭(ゼニ)が埋まっている
私の好きな「グラゼニ」という野球漫画で、「グラウンドには銭が埋まっている」、略してグラゼニといいます。
この漫画は野球選手がいかにお金を稼ぐかに焦点があたっていて、野球選手の給料の裏事情が分かる面白い内容なのですが、今回はこれ以上触れません。
農家も収穫が重要でこれをしないと収入がありません。ですので、人によっては今日も稼いでやるぞ〜と気合を入れて収穫に臨む方もいらっしゃるそうです。
そういう点では「畑(ハウス)には銭(ゼニ)が埋まっている」と言えるのかもしれません。
②収穫より重要なこと
収穫は重要ですが、それ以上に重要なことは沢山あります。まず、収穫に至るまでの過程です。苗の鉢上げから始まり、毎日の苗の観察、水やり、肥料、土作りなど…。
収穫が始まってからは、いかに早く終わらせて残りの時間で管理作業を行うかが重要です。
そのため収穫を楽しむという感覚は皆さんあまりないように思います。私もできる限り早く持ち場のハウスの収穫を終えるかを考えてやるようにしています。
③気持ちの持ち方
収穫を終えると、トマトの入ったコンテナを集荷場(選果場)に持っていきます。
その際、他の農家の方がどれくらい採れているのか様子が分かります。
自分のハウスは今日は他の人よりたくさん採れたなとか、みんな採れているのに今日はウチは全然だった…ということもあります。
研修先のWさんから繰り返し言われているのは、それを見て毎回一喜一憂しないということです。
最初ダメでも後半で取り返せることもあります。その逆ももちろんあります。1シーズンで波がありますから、1シーズンを通して出来がどうだったかを振り返れば良いとのことです。
④3段目までは誰でもうまくできる
トマトは多段式で下から上に順番に実をつけて色づいていくということを以前書きました。
今の品種は優秀で、大抵の場合下の方から良い実がつく傾向にあります。
そして下から3段目までは誰がやってもうまくいく、勝負は4段目からで、忙しさや暑さに気を取られずしっかりと花をつけていくかとのことです。
育て方が悪かったり、暑さにやられたりすると、花が落ちたり付かなかったり、ついても実ができないなど良くない状況が起こります。
ですので前の項目で述べましたが、最初良い実が出来ても一喜一憂しないこと。勝負は先にあると思うべし、とのことです。
⑤BGM
収穫は個人作業です。黙々と作業をこなしていく間に皆さんそれぞれの過ごし方があるようです。
・敷地全体に音響設備を整え好きなものを流す
海の家スタイルですね。予算的に地元農家の方でないと難しいかもしれません。
・コンポ(ラジカセ)で割と広範囲に
先輩農家でマキタの充電式スピーカを使用していて
良いなと思いました。大音量でハウス内なら音が届きそうです。
・Bluetooth対応小型スピーカorイヤフォン
スマホより音が大きく、自分の周りならしっかり聞こえるのが良いです。
・スマホ
これが1番手軽です。
・何を聞くか
これは個人の趣味なので何とも言いようがないのですが、私はYoutube musicから邦楽、洋楽、懐メロなど毎日色々と試しているのですが、数100曲あってもそのうち同じ曲に戻ってくると少し飽きてきます。
最近は毎回内容が違うのでラジオをラジコで聞くのが良いです。
それ以外にも語学学習、オーディオブックなど自分がやりたいようにできるのが農家の良いところです。
ただ、個人的には音楽はノリノリな方が作業がはかどりそうな感じがします。先日ハマった「北の国から」のサウンドトラックでは全然作業が進む気がしませんでした…。
・無音
勿論これもありです。今日のお昼ご飯どうしようかな、午後の仕事の段取りはこうしようとか。有効な時間の使い方だと思います。
最後に今日の作業の終わりに息子がハウスに遊びに来て、シロちゃんに相手してもらいました。シロちゃんは誰に対しても優しいです