富良野 麓郷
先週の日曜日の昼から富良野に行ってきました。目的地は麓郷(ろくごう)エリアです。
麓郷でピンとくる方はさすがですね。私達は3月に北海道に来るまでそんなことは全然知らなかった…のですが、あの「北の国から」の舞台で有名な場所です。
私達が麓郷に行ったのは今年「2回目」になります。1回目は3月の雪が残る中でした。
この時は、北の国からのロケ地など目もくれず麓郷の奥にあるアンパンマンミュージアムを目指したのでした。北の国からをご存じの方には説明不要な「石の家」の看板があったのですが、なんだろうね?というくらいで素通りでした。
その1週間後、北の国からの五郎役の田中邦衛さんがお亡くなりになり、北の国から87'初恋の再放送がありました。
私はそれまで一度も北の国からシリーズを見たことがありませんでした。今回の北海道移住にあたって、人から「リアルな北の国からだ!」と言われても何とも答えようがなかったのでした。
ドラマは1981年から始まり、2002年まで続いていたとのこと。今年は放送から40年目にあたるそうです。なので、もはやネタバレも何もないですね。
「初恋」は最初、キツネやアカゲラなど典型的な北海道の描写が出てきて、なんだかなぁと思っていたのですが、見れば見るほど内容にハマっていきました。初恋のラストシーン、あれはやばいですね。何度見ても涙が出ました。
初恋に感動した私達はどうにかして北の国からシリーズを見る方法がないかを探しました。
平取町、お隣の門別図書館にDVDがあるかと思い調べましたがありません。すると、FOD(フジテレビオンデマンド)で初回2週間は全番組無料ということが分かり、この無料期間中に全て見ようと思いました。
毎週の連続ドラマ24話と特別編が8話あるので、研修先のWさんからは冬休みとかに好きなだけみればと言われていたのですが、火がついてしまった私たちは研修の昼休みや息子が寝た後にせくせくと全て見てしまいました…。
ドラマを全て見終わってから、もはや麓郷が私にとって光り輝く聖地に変わっていました。それから週末には訪問のチャンスを伺っていたのですが、緊急事態宣言が発令されていたこともあり自粛していました。今回念願かない再訪です。
北の国からと言えば最初はなんといってもここですね。
布部(ぬのべ)駅。五郎、純、蛍が降り立った駅です。
外観は当時と少し変わってしまいましたが、現役の駅です。ここに草太兄ちゃんが迎えに来ていましたね。
次はここです。
麓郷の森の丸太小屋。
純の火の不始末で燃えてしまいましたが、オリジナルは残っています。
3番目の家。丸太小屋が燃えた後に住んだ農家の廃屋です。鍋の風力発電がありますね。初恋で出てきた家はこれのようです。五郎さんと純の喧嘩、れいちゃんが飛び出したシーンが印象的な家ですね。
場所を移動して。
「拾って来た家、やがて町」です。五郎さんが廃材をかき集めて作った家があります。
離婚して富良野に来た雪子おばさんが住んだ家です。
外観にはスキー場のゴンドラ、電話ボックスなどが使われています。
家の中です。光が入って明るい感じです。家の中には洋室と和室の両方があります。
中畑木材の中ちゃんの娘夫婦の家です。中ちゃんの奥さんが病気をおして家を訪れるシーンは泣けますね。
純と結の家。ドラマでは登場しませんでしたが、02'遺言の後のストーリーが中にありました。
家の中をバスが貫通しており、バス好きの息子は喜んでいました。
バスの前方は和室が。
後方はソファでした。
キッチンもあります。これは富良野市内の喫茶店の内部を移設したものだそうです。
そして次はやっぱりここですね。
石の家。新しい丸太小屋を建てるのを諦めた五郎さんが1人で組み上げた石でできた家です。
家にたどり着くまでの道も雰囲気が良いです。
煙突が特徴的です。
内部です。田中邦衛さんの献花台がありました。
写真が飾ってあります。
献花台の反対側にはキッチンがあります。
中に石のお風呂があります。五郎さんとシュウのやり取りが切ないです。
外のテラスです。ここはやはり正吉と蛍の結婚、蛍の妊娠を五郎さんに報告したシーンが印象的です。
最初の家。これはドラマ終了後に再現したものだそうです。「電気がなかったら暮らせませんよ」を始めとする名セリフ、笠松のおじいちゃんと純のやり取りなど数々のシーンが思い出されます。
それ以外にも。
ドラマに出てきた五郎さんのトラックです。
中畑木材店。
五郎さんが被っていた、うさぎ印の作業帽を購入しました。今後農作業で時々使おうと思います。
今回は麓郷周辺のみだったので次回は富良野市内にも行ってみたいと思います。
最後に、写真はないのですが振内から麓郷に行く際に途中253号線という近道を通っていくのですが、麓郷に入る3-5kmくらい手前の景色が素晴らしかったです。今度写真に収めようと思います。