研修記録 ~芽かき②~
こんばんは。とらパパです。
今日も日中は風が冷たい日でした。気温にすると朝は5-8℃くらいだったと思います。昼間は10℃くらいでしょうか。土曜日は20℃くらいで春という感じでしたが、昨日から再び下がっています。
横浜でこの気温だったら、間違いなく冬用のコートを着ていると思います。少なくともゴールデンウイークを過ぎるまでは急な降雪や凍結には注意するよう言われています。ちなみに土曜日に日勝峠を通りましたが、雪がかなり残っていました。研修先のWさんいわく、あそこは季節が1.5か月遅いとのことです…。家から1時間足らずでこれほど違うとは驚きですね。
それでもハウスの中は常に暑くて、半袖でも汗をかきます。なので作業を終えて外に出た時の爽快感は最高です(時々寒いですが…)。この温度差で体調を崩される方も春先は多いそうなので気を付けようと思います。
さて、今日は1日かけて4月初旬に定植した木の「芽かき」を行いました。芽かきの目的は、風通しを良くして病気を避けること、不要な部分にいっている栄養を木の成長に回す、などいろいろとあるようです。
芽かきのタイミングはおおよそ活着してから4-5日後ですが、成長具合、天候などを加味して決めるとのことです。
芽かきは先週も行ったのですが、今回は別の場所になります。下の写真を見て頂くのが早いと思います。
先日行ったのは、花房の下(花芽下)のわき芽でした。今回はその下の部分です。
作業の工程としては、先日摘み取った花芽下のわき芽を除いた3本のわき芽を取ります。写真の1,2,3の箇所です。そして、その下のわき芽・葉・子葉は全て摘み取ります。
3か所のわき芽、その下をすべて取ると花芽下から大きな葉が4枚残った状態になります(葉の数え方も最初戸惑います…)。比べると少しすっきりしましたね。
それ以外のチェックポイントは、マルチ(トマトを植えている黒のビニール)の穴の部分に雑草があれば取り除く、マルチの下に水をあげるための「潅水(かんすい)チューブ」があるのですがこれをを中に2-3cm押し込む、焼けてしまった葉を半分くらいに切るなどいくつかあります。
作業量のイメージですが、まず1つのハウスの中に4つの畝があり、1つの畝に2列トマトの苗を植えています。
こんな感じです。この写真は2週間前になります。ハウスの奥行きは約66mで計8列あり、今回の芽かきの作業は両端を除く6列です。
おおよそ1列40分が目標となりますが、私たちはかなりの時間を要してしまいました。その横でWさんの奥さんは私たち2人の2.5倍のスピードで作業をしています
今回は2棟分でしたが夕方までに何とか完了しました。
芽かき作業はまだ始まったばかりで、これからもずっと続いていきます。
ちなみに、トマトの木は上に伸びていきこれから何段も花がつきます。今回は2段目の花がまだ開花していないぐらいのタイミングでした。今回の1段目以下の芽かきはしゃがんで作業する必要があり、別の先輩農家さんからはこのタイミングの芽かきが一番大変とも聞きました。
私は膝あてをして膝を地面につけたり、時々膝を起こしたり、腰を曲げたりの作業でちょっと膝が痛くなったのと腰が張ってしまいました…。気を付けていきたいと思います。
あと、一般的に早めに芽かきをすると木が勢いをなくすと言われているとのことですが、各農家でいろいろとやり方が異なるそうです。わき芽が小さい時からこまめに摘み取る方もいれば、大きくなってからの方もいます。
また、残す葉の枚数もそれぞれだそうです。結果的にトマトがうまく作れれば良いので、各農家に合うやり方で…ということなんでしょうね。
今日、私はシロちゃんを見なかったのですが、保育所に息子を迎えに行くために先にあがった妻が見たそうです。その時、Wさんのお隣の農家さんにいる「とらのすけ」くんというサバ猫ちゃんと一緒だったようです。
とらのすけくんはこのあたり一帯のハウスに出入りしているようで、私も何度か見ています。このあたりでは有名猫です。近づくとすぐ逃げてしまうので、今度運よく写真を撮ったら載せますね。