北海道弁あれこれ 

北海道に来て5回目の夏(早い?)を迎えようとしています。
洞爺湖でのサミットがキッカケで北海道に来た私たちが、
まさか北海道で大地に根ざして生活するようになるとは思っていませんでした。
しかし、日々大地に馴染むように黒くなる夫の肌…(笑)
そして妻は見事ドカタ焼け^^;
真夏には南国仕様になること間違いなし?!(北国なのに…)

今日は生活の一部、言葉のお話です。

さて、以前書いたように、私は徳島県、夫は京都府出身。
二人とも関西弁を話すはずですが、家の中は標準語が標準になっています。(名前の通りですが…)
喧嘩の時だけ関西弁!
本音はやはりソウルフルな関西弁です♪(笑)

娘が北海道で授かった道産子なので、いつしか標準語になってしまいました。
なので、両実家のばぁばと話をすると、たまに意味がわからずか妙な顔をしています(笑)

気が付けば、北海道生活も長くなってきて、
娘に合わせるかのように、私たちも道弁に。。。

「~したっしょ(~したでしょう)」なんて日常的。
「いくないねぇ(良くないねぇ)」これも普通。
「とうきび」慣れた、慣れた。時折使う。
「したっけ~(そして、それで)」あんまり使わない^^;室蘭ではよく聞きました。
「~だべ?(~だよね?)」函館方面でよく聞いたような…。
「なまら(とても)」案外言わないし、聞かない!!ナゼ??本当に今も生きている方言なの??
(↑そのくらい聞かないのです)

私はわかったけれど、夫がわからなかったのが「わや(大変とか、めちゃくちゃ、のような感じ)」。
もしかしたら四国から開拓に来た人たちのせい??
阿波弁(徳島弁)なんて、ひどいものだから(?)「わやくそ」(苦笑)

用例:あいつに何でも任せたらわやくそにされるだけじゃわ~。
(訳:あいつに何でも任せたらぐちゃぐちゃにされるだけだよ~。)

はい、ほぼ同じです(笑)
何だか面白いですね。(あ、私は面白いと思います^^;)
地名でも壮瞥や洞爺の方では四国からの開拓の証として、四国の地名が残っていますから、案外関係あったり…?
その辺の言葉のルーツが気になるままごんです。
昔の癖が…(笑)

振内の方言はどうなっているんでしょうか。
「ユーカラの里」というだけあって、アイヌの言葉もちらほら見かけます。

「チセ」。アイヌ語で家のことみたいです。
そうそう、私たちが作るトマトのブランド名にもある「ニシパ」。
ご存知、長老ですよね。
「ポロトコタン」。
同名のテーマパークが白老にありますが、
「ポロ・ト・コタン」で「大きな・湖・村」という意味で「大きな湖のある村」ということなのでしょうか。
道産米のお米のブランド「夢ぴりか」。
この「ピリカ」もそうですよね。正しい発音は「ピrカ」なのかな??
美しい、とか良いという意味だそう。
(wikipediaを見ています(笑))
何と沙流川!これもそうらしいです。
sar(サr)で葦原という意味らしいですよ!
びっくりです。
皆さん、「へぇ~」ボタン、何回押しました?(古い?)

大学時代、色んな国の言語を習いました。
中国語、スペイン語、トルコ語、ロシアの少数民族の言語、ナーナイ語なんかもです。
(↑ただし、どれも英語と同様、身についていません…)
不思議なことにロシアのナーナイ語に構造が少し似ているんですよね。
ナーナイ語はロシアアムール川流域で使われる言語です。
場所的には極東なので近い方。
もしかしたら、親戚の言葉なのかもしれませんね。

おっと、気が付いたら、私の趣味の分野になっていました(汗)
ちょっとマニアなお話になってしまいました。
また記事にしてしまったらすみません^^;
ですが、少しでもお付き合い頂けたら幸いです。
やはり自分が住んでいるところのことを知っておきたいのです!
町で催される講義、時間があったら参加してみたいです。
夏場はトマト、農閑期の冬はフレミズの活動や趣味でやりたいことが一杯の私です。