子そだて 

わたしたちが子供のころと現在と、子そだてについて大きくかわったことがたくさんある。
そのなかでもセンセーショナルだったのが、「知らない人に道を聞かれたら無視して逃げなさい」「知らない人にはあいさつしてはいけません」でした。

ウチの子たちが埼玉の幼稚園、小学校に入ったときに先生から教えられたこと。
札幌の小学校でも同じ。

わたしが子供時分には「困っている人がいたら助けてあげなさい」「人に会ったらあいさつしなさい」だったはず。(愛媛の田舎に限らないはず。)
それがなんだか世の中変わってしまっていました。

いろんな違和感を持ちながらも都会に住んでいると「しょーがない」って受け入れるしかない。

ところが・・・
振内では“古き良き日本的教育”が生きていました。

道で誰かに会うとごあいさつ。
新参者のわたしには相手の名前は分からなくても“町内の人”という共通点で違和感なくあいさつを交わします。
(もちろん大人、子供に関わらず。)

子供たちは聞かなくてもいろんなことを教えてくれます。
(へたなところで見つかると囲まれて大変ですが・・)

地域全体で子そだてをし、子供たちも安心して大人と関わる。
わたしたちが子供のころにしてもらったこと。
いつの間にか消えていった地域社会がここ振内には脈々と息づいています。

あまりの純粋さに将来都会で変な人にコロッとだまされないかと心配もありますが、こういうとこ、好きだなぁ。

  ままこあら