おくにことば 

本州にいたとき「北海道にはなまりがない」というとこを聞いたことがありましたがそんなことはありません。生活しているといたる所で『北海道弁』を耳にします。

「すごく」は「なまら」
接続詞の「そして」や「それで」は「して」
「コーヒー(coffee)」は「コ」が強調されてて「-_」こんな感じ。
道外の人は「内地の人」
(四国出身のわたしたちも「内地の人」。北海道より四国の方が小さい島なのに・・・)

そんな『北海道弁』の中で『大賞』をあげるとしたらやっぱり「しばれる」だと思う。

このことば、現地で体感しないと絶対分からないだろう。
そして標準語には翻訳できない。
「体がしばれる」というと「凍えるほど寒い」
「地面がしばれる」というと「大地が凍りつく」
といった感じか・・でもちょっと違う。
やっぱり「しばれる」としか表現のしようがなく。

建設中の実践農場の中も見事にしばれてます。

新地の宿命で圃場には石がゴロゴロ。でもしばれて掘り出すのが大変かと思っていたら、しばれて溶けてを繰り返して見事に「しばれあがって」きました。

こんな感じ

おかげで案外楽に石拾いが出来ました。

各ハウスにこのくらい。(×4)

『おくにことば』は不思議なもので相手や場所によって自然と切り替わるみたい。
松山の実家に帰ると普通に『伊予弁』が口をつく。
ダンナと話すときは言わずもがな。
でも振内で出会った松山出身のセンパイ移住者と話すときはお互いに『なんとなく標準語』。

同世代なのになぜ??
たぶん出会った場所が松山じゃなかったからかな??
振内にいるセンパイ就農者や親子留学の人たちも『おくにことば』は少なく『標準語』に近い。

いろんな所に住んでみて思うこと。
全国から人が集まってもその土地の『共通語』に落ち着くみたい。
そんな中、大阪の人は自分たちのスタイルを変えない。
(近隣の奈良や京都の人は『共通語』なのに・・)
これまでの経験上、神戸の人も変えない。

なんか、面白い。

  ままこあら