Q1. 平取町では、新規就農で栽培できるのはトマトだけですか?

町としては小規模で大型機械を必要としない施設野菜、特に産地としても評価が高く生活の安定が見込めるトマト栽培をすすめています。ふれない地区では最近トマトの後作として寒締めホウレンソウを栽培したり、メロン、さつまいもに挑戦する農家もいます。トマトを大黒柱にしつつ、他の野菜も徐々に試してみるのもよいかもしれませんね。詳しくは『平取町地域担い手育成センター』のホームページをご覧ください。

▼平取町地域担い手育成センター
http://belucky.sakura.ne.jp/

Q2. 平取町では、希望すれば誰でも就農できるのでしょうか?

町が担い手センター経由にて受け入れているのは、原則として毎年2戸までです。そのうち1戸のご家族が本町地区で研修、もう1戸のご家族がふれない地区で研修し、その後各々就農地を確保して就農となります。ネオフロンティアでは、このふれない地区での就農サポートをしています。
ただし、その年により助成事業の有無や住宅の確保状況などで2戸を受け入れられない可能性もあります。また就農にはいくつか条件もありますので、下記担い手センターにて必ずご確認ください。

▼平取町地域担い手育成センター
TEL:01457-2-2383

Q3. 就農にはどのくらいのお金がかかるんですか?

新規就農でトマトをやる場合、だいたい1,200坪くらいのハウス面積からスタートする場合が多いです。このハウスを建てる費用、およびトタクターや暖房機などの機械類等を合わせますと、個人の希望する仕様等によりますが新品では5~6,000万円程度かかります。

昨今、鉄骨をはじめ資材が高騰しており新品ハウスを建てるケースが少なくなる傾向です。離農する農家から中古のハウスや農機具を購入する場合は新品のケースと比較すると半分以下に抑えられることもあります。
いずれのケースにせよ、これだけの金額を一度に支払うのは大変ですのでその年の制度によりますが国・道・町の助成金支援を受けたり、また新規就農者向けの融資等を利用しながら段階的に支払っていくことになります。また、土地はこれとは別に確保していく必要があり、ネオフロンティアではそのお手伝いもしております。
こちらも詳しくは担い手センターにてご確認ください。

▼平取町地域担い手育成センター
TEL:01457-2-2383

Q4. トマト栽培は忙しいですか?

忙しいです。作型にもよりますが、早い人では1月下旬~2月上旬あたりから準備をはじめ、5月くらいから収穫が始まります。そうなると7月8月は目の回るような忙しさで、体力的にもかなりきつくなります。9月頃から徐々に忙しさも落ち着きはじめ、10月下旬~11月上旬で収穫終了、11月いっぱいで後片付けをしておしまい、という流れです。もちろんトマトの後作をやる場合にはこの後もそれなりの仕事をすることとなりますが、冬は比較的時間の余裕はあります。

Q5. 家庭菜園もまともにやったことがありません。野菜の中でもトマトは難しいと聞きますが、こんな自分でもやっていけるでしょうか?

情熱をもって一生懸命取り組めば必ずできます。農業ですのでもちろん天候に左右はされますが、実際ここで新規に就農し生活している家族は多数います。皆最初は素人でした。
ふれないではネオフロンティアのメンバーはもちろん地域の農家さんや同年代の地元農家後継者、新規就農の先輩もうるさいくらいに見に来てアドバイスもくれますので、やることをしっかりできれば技術の習得は必ずできます。あとは自分の経営を規模やスタイルと照らし合わせながら調整していくことです。

Q6. どんな住宅に住むことになるんでしょうか?

田舎に就農するにあたり、まず直面するのが良い住宅がなかなか見当たらないということです。しかし、先当たっての心配はありません。2010年に振内に町立の研修生用住宅が2戸分建設されました。さらに2012年には追加で2戸分が建設され、計4戸がこの住宅に入ることとなります。その後新築アパート3戸分、リフォーム住宅1戸分が追加され計8戸分の住宅が用意されています。
毎年新規就農の研修生は1戸を振内で募集していますので、最低8年間はこの住宅で過ごしていただくことができます。9年目以降はどこかの空住宅(土地)を探すことになります。

Q7. 小さな子供がいますが、小児科は近くにありますか?

2024年4月より振内地区の診療所では小児科対応が可能となりました。それ以外では隣町のむかわ町穂別診療所までだと車で25分程度、日高町富川・門別までは40分程度、苫小牧の病院までですと1時間15分くらいです。

Q8. 子供の学校はどうなりますか?

振内には、振内保育所・振内小学校・振内中学校、があります。また小学校低学年の放課後学童保育もやっています。
児童生徒数は、2024年で保育所は約20人・小学校は約30人・中学校は約20人ほどとなっています。
なお、2024年時点で小学校はすべて複式学級になっています。また、中学校に関しても2024年4月から複式学級となり、生徒数の減少に伴い本町地区の中学校と統合の話も出ていますが、現在の振内中学校は耐震強化のため2018年に体育館新築及び大規模な校舎耐震工事を行っています。
また、高校は平取本町地区に平取高校があります。それ以外の高校となりますと、日高町富川やむかわ町、平取町を離れて下宿が前提となりますが静内、富良野、苫小牧、札幌などが選択肢となります。

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