就農を目指す方に③

こんにちは。就農2年目のとらパパです。

あっという間の解散でしたね。発足したばかりの「納得と共感内閣」。

裏金、統一教会、モリ・カケ・桜、何をとっても驚くほど納得も共感もない自民党。何か新しい種類の地獄を見せられている気さえしています。解散を巡る石破さんの対応を見ていると既に党内で四面楚歌に陥ってるようですね。

一方、野党第一党の立憲。今更オワコンの野田さんに国民が振り向くと本気で思っているのでしょうか。結構冗談キツイです。

裏金一つとっても国民をバカにし続けている自民党には地に落ちてほしいと願っているのですが、立憲が政権を取る姿も想像できません。とはいえ投票には行くつもりです。

失礼しました。ここは政治を語る場所ではありませんでした。とはいえ、会社員時代には聞くことのなかった国会中継などを農作業中に聞くことは多々あります。面白いのとイライラするのと両方ですが。

政治の話ついでにどうでも良い話なのですが、私はアメリカ大統領選挙の話題も大好きでここ半年以上、農作業中は関連のポッドキャストばかり聞いています。

ハリス陣営の副大統領候補が決まった翌日には早速、中国へステッカーを注文してここ振内からささやかな応援を続けています。

気づく人はいないです…

すみません、どうでもよかったですね…。

さて、前回から続く振内(ふれない)町に関わる最後の項目です。

5.仕事(農業)の観点から

・振内地区の高成績とその理由

農業、トマト作りという点で振内地区はここ数年、平取町の他の地域と比べて優れた成績を残しています。

私は他の地域のことをほとんど知らないので印象だけでしか言えませんが、振内地区では新規就農者が他の地区よりも多いことが関係していそうです。

地元農家の方は新規就農者よりも広い面積で栽培しているケースが多いです。広いがゆえに人を雇用したりしますが、全てのハウスを細かく管理するのは大変です。

一方、新規就農者は限られた面積で目が届きやすい環境にあるので、それだけ手をかけられるメリットがあると思いますし、かけなければいけません。

また、振内地区では新規・地元農家を問わず情報交換が盛んという声もあるそうです。

平取町という狭い中ではあるのですが、各地域でお互いをライバル視するようなところもあるそうで面白くもありますが、お互いに前向きに切磋琢磨する関係ならば素晴らしいですね。

・研修先の親方の重要性

社会人になって仕事を始める時、最初に誰に教わるかで大体の未来が決まるといっても過言ではないと思います。

良い上司なら言うことはないですし、逆だったら反面教師に・・・するしかないですよね。

脱サラして就農を目指す方は当然失敗できないという思いで来られるはずです。一方、受け入れる側も一人前にしなければいけない責任をもって真剣に向き合います。その点ではどの地域でも変わらないと思います。

振内地区ではここ10年以上、新規就農に大変思いを寄せてくれる地元農家Fさん、私と同じように新規就農した農家のWさんが親方として指導にあたってくださっています。

両方の農家ともに地域トップの成績を上げ、他の地域からもチャンスがあれば研修を受けたいと言われているほどです。

私は幸いにも親方Wさん夫婦のところで研修でき就農に至っています。親方ご夫婦は決して自分から実績を誇ることはありませんでしたが、研修中に「成功体験」を共有させてもらったことは、とても大きな糧となっています。

新規就農でも頑張ればこのくらいはいけるんだよ、という無言のメッセージから自分が目指したい姿が明確になりますし、謙虚にそしてモチベーションを高く保たなければいけないとも感じています。

ただ、当たり前ですが研修生の立場から親方を選ぶことはできない「親ガチャ」ならぬ「親方ガチャ」であり、また今後の振内でどなたが親方として指導にあたるのかは分かりません。

そして他の地域での受け入れはどうなのか?という話や批判をするつもりは一切ありません。

結果的に私にとって親方の存在はとても大きかったと実感していますし、これからも振内での研修生受け入れがうまくいくよう願っています。

6.フィーリング

前回、迷ったら勢いで決めない方が良いのではという話をしましたが、ある程度検討の材料が揃って夫婦で十分話ができたなら後は直観に従うべきなのかなとも思っています。

決断にあたって生活のことや子供のこと、不安に思われることは無数に出てくると思います。一方で新生活や仕事への期待や楽しみもあるはずです。

不安や疑問を減らすために見学会や相談会で私たちはできうる限りの情報を提供しますが、それでも不安が上回る場合は思いとどまったり、軌道修正して頂いた方が良いと思います。

新しい環境に飛び込むのはどんな時でも勇気がいると思いますが、決断して一気に舵を切ってしまえばあとは進むだけです。進む中で思っていた内容と違うということであれば研修中に辞めることも選択肢です。

私の場合は親方Wさん夫婦の経験と人柄に惹かれてという点が大きく、またお話を聞く中で自分たちの新しい生活が具体的に描けるようになりました。これは実際に振内に来て話を聞いて初めて分かったことで、SNS、ホームページ、説明会等の情報だけではなかなか難しいことです。

私たちはそうしたことを通じて、ここ振内で就農するのがベストと感じ決断に至りました。今もその決断が正しかったと感じています。

何を感じるかは人によって違うので一概には言えませんが、最後は直観的なもの・・・に頼ることになる気がします。

ここまで現在就農するか決断に迷う方向けのメッセージとして書かせて頂き、このシリーズはこれで終わります。これからも平取町の農業支援センター、農家などを通じてご質問や見学希望があれば対応させて頂きますのでお気軽にご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です